10年同じ職場で働くことで見えたもの

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2018年9月1日で医療法人スマイル会よしだ歯科に勤務して丸10年になりました。

今は週2~3日しかよしだ歯科には出勤しませんが、私のホームグラウンドはよしだ歯科にあります。

起業してから沢山の方に「よしだ歯科は辞めないの?」と聞かれてきました。「もっとガンガン飛び出すには自由になった方がいいよ」そういう事も沢山言われました。何度か血迷った瞬間があったのも正直な気持ちです。

だけどそんな血迷いはほんの2,3秒だけで、「辞めないよ」と答えている自分がいました。正式に言うと、「辞めたくない」だけなんですけどね。

10年という月日は意味を持たなくて、どう過ごしたかに意味があって。

私にとってあっとう言う間の10年間でした。それはそれは濃い時間を過ごしたという自信があります。

先日、とある新人衛生士さんとお話をしていた時に「就職して間もないのですが、もう職場を辞めようと思っています。それを先輩衛生士さんに相談したら、あなたは若いんだからここを辞めてもっと成長できる職場に行った方がいいよ。私はもう年だし、今から転職もしんどいしここであと数年耐えるわ。って先輩にも言われたんです」と言われていました。

この話を聴いて「そんな歳の重ね方、絶対に嫌だな~」と思いました。だって人生のほとんどを過ごす職場、お仕事を惰性で生きるなんて勿体ない!!私は1日も無駄に生きたいくないと常日頃思っています。

よしだ歯科に入社した10年前、期待満々で初日を迎えた私。ですが、現実は期待通りにはいかなかった。院内に溢れる愚痴や文句、常に誰かはイライラして怒っているし泣いてる人もいる。「辞めたいわ~」は先輩の口癖でした。

やってしまった・・・。

母親に啖呵を切って実家を飛び出し、よしだ歯科で働くために一人暮らしも決意し大阪まで出てきたのに・・後悔は初日に押し寄せました。

そこからは職場内での人間関係にずっと悩み続けていました。院長ともよくぶつかりました。スタッフ同士でも揉め事は絶えなかった。そんな状況で継続するはずもなく、退職者はどんどん増える一方、疲れ果てていく組織。気づけば私も率先して愚痴、不平不満を言うリーダーとなっていました。

「あなたの発言は周りを巻き込む影響があるんです。いい加減にしてください。」

突然、当時の副院長に叱られたこともありました。この瞬間は受け入れることができず「影響力って何?!みんなだって同じように言ってるやん!!」と怒りのような悲しみのようななんとも言えない感情で泣きながら家に帰った記憶があります。この日ばかりは母親に「もう無理」と電話をしてわんわん泣き続けました。

「あんなになりたくてなった歯科衛生士のお仕事なのに、そんなに辛いなら帰ってきんさい」

母は私にそう言ってくれました。

「あんなになりたくてなった歯科衛生士・・・」そう、私は高校生の時歯科医院でアルバイトをしたことがきっかけで歯科衛生士を目指しました。なんてかっこいいんだろう!!真横で見る歯科衛生士さんがあまりにかっこよくて憧れでした。

憧れて目指した歯科衛生士、大の勉強嫌いな私が人生で一番勉強したのが衛生士学校時代でした。歯科衛生士になって憧れの先輩みたいにかっこよくて楽しそうなお仕事するんだ!その気持ち1つで厳しい学生生活も1度も心折れることはありませんでした。

こんな想いを持ってやっとなれた衛生士なのに、現実は愚痴ってばかりで仕事を辞めようとすらしていることに情けなさもありました。

(何でこんなに仕事が嫌になるんだろう…)

このどん底にまで落ちたその時の自分への問いかけが人生を変えました。結局周りの人との関係性が悪ければ何をしてようが楽しくない!自分の人生に責任を持って生きれてないんだ!

自分の人生を自分で責任を持って生きると決めた

よしだ歯科入社4年目から、一気に自分の在り方を変えていった。

主体的に物事を捉え、誰よりも主体的に動く。このころの記憶はあまり無いほどにがむしゃらに走り続けたなと今になって思います。ノートに書いたやることリストは常に100個を超えていました。

何でそんなスイッチが入ったのか、よく質問されるけれど「自分がこの職場で働く!と決めた決断を信じてみよう」そう思ったんだと思います。自分が決めた事、じゃあ誰かのせいにするのではなく全てを自分事として捉えて行動してみる、その想い一心でした。

不思議なもので一生懸命やってると、院長は褒めてくれるし、一緒にやりたいと協力してくれる仲間ができるし、何より心から楽しい感情が湧き出て仕方ない日に変わっていきました。

「寿木さん、ほんと変わったよね!!」

周りのみんながそう言ったけど、たった1人院長だけは違う言葉を私にかけてくれました。

「これが本来の寿木さんだよ。今まで本来の寿木さんで過ごせる環境を作ってあげれていなくてごめんね。」と、逆に謝ってくれました。

医院のことを沢山愚痴っていたし、辞めたいと言葉にしたこともあったようなスタッフの私にずっと可能性を見続け、期待してくれていたのは院長である吉田先生でした。この人には敵わないな・・・院長には感謝しかありません。

そこからはよしだ歯科は自分の体の一部のような人生へと変わっていきました。大事にするのは当たり前、愛しくて仕方のない場所です。職場をこう思えるようになってから、本当に毎日が幸せで満たされるようになりました。

「置かれた場所で咲きなさい」

渡辺和子さんの名言です。今いる場所が自分の居場所。居場所が良いから幸せなんではなくて、幸せな居場所に自分がすることが大事だと思います。

もしあの時、逃げた選択をしていたらこんな人生にはなっていないでしょう。

同じ場所に10年いるというのは、中々難しい世の中になってきました。永遠にと誓って一緒になる結婚でも離婚率は33%を超えているそうです。同じ職場に居続けるには医院と個人、互いの努力は必要だと思います。

今は、辞める理由より残る理由を見つけるほうが難しい時代

続けることに理由が無い、という人が増えているそうです。飽きたら他に移りたくなるし、ネットを検索すれば今より好条件の職場がヒットしてくる。目まぐるしい速さで変わっていく社会に「続ける」ことは地味で面白味がないかもしれません。

ただ続けている、だけの月日の流れは意味が無くて、私は本気で関わり続ける日々を過ごしています。だから未だに納得できない時は夜中まで院長と話し合いもするし、超長いロングメールも送ります。泣けるほど悔しい気持ちにもなるし、もう10年も働いててよくそこまで諦めずに関わり続けれるよね・・と周りから呆れられるほどです。

でもね、それがむちゃくちゃ楽しいんです!

本気で人と関わり合えるってむっちゃ楽しい!!

それがよしだ歯科にある以上、私はここから去りたくないんです。

同じ人と関係を何年もかけて構築していくことって深くて難しくて・・・ドラマがあって愛がある。醍醐味は続けた人しか見えない景色があること。

上を見ればきりがないです。上や隣の芝生を見るより、今自分が置かれた場所を自分のチカラでより良い環境に変えていくことをやるぞ!そう思う仲間たちと共にこれからも発信し続けていこうと思っています。

「よしだ歯科に寿木さんが居続けていることが奇跡だね。ほとんどは去ってしまうから。」そう言ってくださった先生がいます。奇跡?はどこまで続くか私もわかりませんが、今をこれからも繋いでいこうと思います。

長文になりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました☆


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