
普通に雇われだけでお仕事をしていたら、全く知らなかった事が起業したことでわかりました。
その1つに「経費」というものの知識です。
経費とは、経営に関して必要な費用ということくらいは何となくわかっていましたが、それだけでした。深く理解もしていなかったので、イメージは税金対策?という文字が頭に浮かぶ程度。
そして何より私の記憶に残っている言葉がありました。それは私が高校生だった時、明石家さんまさんが司会の恋のから騒ぎという番組で‘こんな男は嫌だ’みたいなトピックでの話し。会計時に「領収書ください」って言ってる男がダサい。というものでした。
領収書が何かもよく分からないのに、「ダサいことなんだ」と植え付けられたイメージは大きかったです。今思うとテレビの影響って怖いですね。
どうせ経費やろ?
「はい。領収書どうぞ」とある時、スタッフから言われた一言にハッとしました。どうせ??どういうこと??
そう、経費ってタダみたいな感覚だったのです。そのスタッフに経費って何かわかってる?と尋ねると、よくわからない。という返答。
そうなんです。ほとんどの人が経費とは何なのか、知らないのです。私自身も何度も税理士の先生に教わったり、本で学んだりしながら少しづつ理解できてきたので、学ぶ機会がなければ知る由もありません。
経費=タダ、院長の懐は痛くない、みたいな感覚があるので何かを購入してもらったり、食事をご馳走して頂いても感謝と思わない人もいます。だって、会社から出てるお金でしょ?院長が出してるわけでもないし。
そうなると「ありがとうございます」「ご馳走様でした」の言葉も出てこない事が多くなります。経営者の立場からすると、感謝してほしくてやっているわけではないけれど、当たり前のようにされると腹が立つもの。
私もイラッとした瞬間がありました。それと同時に院長はこういう感覚になっていただろうな、と反省しました。
でも、これはスタッフが悪いわけではないのです。
知らないだけ。教えて、理解してもらうことは大切なこと
わかってるであろう、理解しているだろう、はあり得ません。私も全く知りませんでしたし、誤解していることばかりでした。なんせ、領収書のイメージは高校生の時に植え付けられたダサい!のままでしたから。
ですが、経費や領収書、税金の話など自分が理解すればするほど意味が分かって行動が変わりました。
ここへの理解は、経営者にならないとわからないでしょ。で諦めるより、伝えていけばいいのでは?と思うのです。
先日、幹部スタッフのみを集めて「経費とは?」という勉強会を開きました。どこまで理解できたかはわかりませんが、皆必死に聞いて理解しようとしてくれていました。そして勉強会後、1人のスタッフが「すごく勉強になりました!面白い話しでした!」と言いにきてくれました。
従業員だから、で諦めてしまわず教えることって大事です。だって、びっくりするほど無知で誤解が出回っていたりするのですから。私が思っていた「領収書をもらうってダサい」というわけのわからない偏見のように。
知れば、行動も変化していきます。
はぁ?とイラッとする前に、正しい知識を伝える時間を持つといいですね。
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