
今日は「叱るべき時に叱れない人が気づくべきこと」について考えてみたいと思います。
組織の中にいると、いつしか後輩ができ、教育を任されることが出てきます。そんな時、褒めることは割と簡単にできても、叱ることが中々できない人がいます。
これはなぜだと思われますか?
相手に嫌われたくないから?そもそも自分が出来ていないから?叱り方を知らないから?
たぶん、どれも当てはまるのかもしれません。誰だって叱られることに気持ちよく思うことはないでしょう。だからこそ、嫌われるんじゃないか、と不安になるのもわからなくもないです。
ただ、本当に叱れない気持ちの根底に自分に自信がない人が多い。自分に自信がないのに、他人を叱るなんてできません。ここで言う、叱るは怒るとは違いますよ。
「私もできていないかもしれないし・・」「私も失敗する時あるし・・」
叱ることができない人に理由を聞くと、まずこのような言葉が返ってきます。今まで、散々聞いてきました。そこで私はいつも思う。
じゃぁ、なぜあなたは自信が持てるまで極めないの?
言い訳するのは簡単。自分に自信がないというなら、自信を持ってできるまでなぜ本気で取り組まないの?と。ましてや、後輩を教育する立場に立ったならお手本になるくらい自分がもっと頑張るのは当たり前。
そんな一生懸命やる人だからこそ、叱られても納得できるし尊敬さえできるのです。
相手に嫌われることを考える時間があったら、自分のスキルを磨く時間に使ってほしい。私はそう思考を切り替え、とにかくまずは自分の行動を見つめなおしました。
時間を厳しく注意するなら、まずは自分が徹底して時間を守るんです。
てきぱき行動を促すなら、まずは自分がてきぱき行動するんです。
やってやってやりまくって、誰にも文句を言われないくらい努力をしたら、なんの恐れもなく叱るべき時に叱ることができるようになります。
叱れない人は叱り方を知らないのではない
叱れない人は自分に自信が持ててないのです。叱り方を模索する前に、自分の行動を見つめなおし、堂々と言えるくらいの努力を重ねてみましょう。やり方を知るのはその後で十分だと思います。
そして、そんな上司に叱られる部下は、幸せ者だと思います。