
組織の中で年齢差が出るのは、よくあることです。今日は、「年齢差があるから話が合わない」という相談について考えてみたいと思います。
この組織は20代が正社員で、パートがほとんど50代という組織です。何が問題で現在組織がうまく機能していないのか、聞いてみるとこの年齢差が大きいと言うことでした。本当に、組織の中での年齢差は問題でしょうか?
現在の様子を聞いていると、ことごとく20代と50代のスタッフが噛み合っていないのです。「考え方が古い!」と言う20代。「最近の若者は・・」と言う50代。私からみると、どっちもどっちです。ただ、渦中にいる本人たちは必死に互いの言い分を伝えてきました。そこで最終結論が「そもそも、年齢差がありすぎて話が合わないんですよ!」と互いに言っていました。
年齢差があると話は合わない!は嘘
私はこの話を聞きながら、母は26歳私と差があるけど話し合うしな~、祖母は50歳差があるけど話し合うしな~、なんて考えていました。そこからどんどん広げていくと、○○歳だから話が合わない!という定義さえ不明になってきます。
あなたは何歳までの差なら、話が合うと感じますか?
もしかすると、近い世代でのみ伝わる話しや、全く知らないことが出てくるかもしれません。でも私はそのジェネレーションギャップが楽しいです。私の知らない世界を教えてもらえる機会ですよ!ワクワクするじゃないですか(笑)
そう、話が合わないのは年齢差ではないのです。
うまく組織が機能しているところは、実にコミュニケーションの量が多い。では世代を超えてコミュニケーションを円滑にする秘訣は何でしょうか?
それは、共通する話題を探すことなんです。言い方を変えると、年齢関係なく人間関係を良好に保っている人は、互いの共通する話題を常に提供しています。なので、会話が途切れず、尚且つお互い理解できる内容なので話が弾むのです。
例えば、好きな食べ物の話や、住んでいる地域の話、昨日見たテレビの話題などいくらでも探せば共通する話題はあるものです。
コミュニケーションに年齢差は関係ない。まずその前提を変えることで、どんな年齢差でも会話が生まれてきます。互いに刺激しあえることに楽しみを見出し、年齢を言い訳に、いがみ合うのはもう辞めにしましょう!
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