
多く相談を受けることの一つに「リーダーになる人はどんな要素が必要だと思いますか?」という質問があります。
いくつか項目は思いつきますが、批判に耐える・受け入れるマインドを持っているか、がもっとも必要な要素ではないかと思っています。
私がスタッフチーフとして勤務していた時も、チーフという立場はどんなスキルが必要か常に考えていました。組織をまとめる力を持っているより、責任感があるより、批判に耐えるマインドを持っているかどうか、が大事なポイントになっている気がします。
リーダーは時として孤独な立場に立たなければいけないこともあるでしょう。プライドが傷つくくらい責められることもあるでしょう。それでも、リーダーは前に立たなければいけない。
そんな時に、心が折れてしまったり、ふさぎ込んでいても状況は変わることはありません。そして、過敏に反応し人を責めたり、感情で言葉を発していても人は付いてきてくれなくなります。
「寿木さんは、相当な図太い心を持っているんですね」と言われそうですが、全くそうではありません。
落ち込むし、傷つくし、悩むし、へこみます。でも落ち込みすぎず、耐え抜くことができるようになりました。
落ち込み過ぎない技
私の知人で同年代の起業家がいます。数店舗の店を経営する彼と話した時に私の中でパラダイムシフトが起きました。
「従業員から自分に向けての不満が出ることはないの?」
「あるよ!」
「しんどくない?辛くない?」
「全然!」
「メンタル強いね」
「うーん、、というか、そんなもんって思ってるだけ」
私はこの一言にものすごく感銘を受けました。彼は一見マイナスに感じる出来事は、リーダーという立場にいる以上起きるのは当然ととらえているので、そのような出来事が起きようが全く動じないのです。1つ1つに過敏に反応する必要もないし、そんなもんでしょ、と受け取ることで冷静に判断することができます。
このマインドを真似てから、私自身ものすごく楽になりましたし、むしろ感情で受け取ることがなくなったので自分に対する批判も、言ってくれてありがとうございます!と受け取れるようにもなりました。
批判に耐えれる人は、やりがいを見いだせる人
私が起業するときに周りからかなり言われた言葉があります。
「リーダーは孤独やで」
「活躍の幅が広がるほど批判されることも増えるで」
「何かあったら全責任負わないとあかんねんで!」
今思えば、怖すぎます(笑)ですが、こんなことを言われても私は、起業の道を選びました。それは、恐怖心以上にやりがいを見いだせていたからだと思います。
リーダーは辛いだけという思考ではなく、それは当たり前、でもそれ以上にやりがいや楽しみを見いだせる人こそ、リーダーには向いている気がします。少々のマイナス発言で揺らいでいては、リーダーは務まらないのです。
経営者の立場ではないけれど、組織の中でリーダーの立場になる人も同じだと思います。リーダーになるだけで、勝手に期待値が上がり、やって当たり前、できていなければ責められることもあると思います。そんな時は、「リーダーは、そんなもん♪」という前提を持ってみてください。楽になるし、そこにあまりとらわれなくなりますよ!そして、そんな時こそやりがいを見出してみてください。
リーダーは、リーダーという立場にしか味わえない醍醐味が沢山ありますから(^-^)味わえる人はラッキーですよ!私はそう思っています。
☆ 最新セミナー情報「院長のためのワーキングリッチのススメ」→http://wp.me/P6pNXN-f9
☆ 講演・セミナー研修のご依頼や、ご意見やその他お問い合わせは、こちらからどうぞ♪