面談中に院長が居眠りをする

寿木藍

「組織を強化させるためには、スタッフと毎月面談をした方が良い!」

そう聞いたから、面談をすることにした。が、しかし日々の業務で手がいっぱい。家に帰っても経理の業務で手がいっぱい。それでもやった方が良いというアドバイス通りに面談を開始する。多忙な院長先生は睡眠時間を削ってスタッフとの面談の時間を作り出します。

1人や2人では終わらないのが面談。やり始めると同じように全員のスタッフと同じだけの時間を投資し、話を聞くことに。

そんなこんなでやり始めた面談でスタッフとの関係は・・・?

院長がスタッフの話に耳を傾けてくれることは、とても有り難く嬉しいことです。実は院長に話を聴いてもらいたいことって沢山あるんです。
やっとまわってきた自分の面談日。院長に話したい事を全て話そうと、事前に決めておいたのに・・・話し途中で院長がこくりこくりと眠そうに、でも必死に目を開けて話を聞いていました。

「え?面談中に居眠り?!」と驚かれるかもしれません。でも実際はよく耳にすることなのです。

面談中に話し相手の院長が、眠そうにしていたら、あなたはどう感じますか?

「眠いなら、無理に面談しなくてもいいのに」「居眠りしていて、真剣に私の話なんか聞いてない」
このような意見をよくスタッフ方から聞いていました。確かにせっかく話をしようと思っていたのに、うとうと眠そうにされると話しを聞いてないなと感じてしまいます。居眠りで正当化されることは無いよね・・・と私自身も思い込んでいました。

ですが、先日とある歯科医院のスタッフさんとお食事へ行った時のことです。スタッフ数名とお話を聞いていると、院長先生の話になしました。スタッフさんから見て院長先生はどんな存在?と尋ねると、「スタッフ想いで優しい」「いつも一生懸命」などなど、聞いていてこちらまで嬉しくなる評価ばかりでした。

さぞかし、隙もなく完璧な先生なのだろうと思っていると、院長面談の話になりました。どんな面談をされているのか聞くと「ほとんど寝てます(笑)」とのこと。これには驚きました。「え??○○先生も面談の時、寝るの?!!」正直、驚きました。1人がその話をすると、周りのスタッフさんも「そうそう、院長寝るよね~」と共感。

私の今までの経験上、そこから不満が始まることがほとんど。ですがこの時は全く逆でした。「院長が面談の時、居眠りしてどう思う?」と聞くと、「疲れてるんだな~って思います。それなのに必死に時間作ってくれて・・それだけで感謝です!」と返事がきました。

しかも、30分眠ったままの院長を起こさず、そっとしておくそうです。「腹は立たないの?」と尋ねると、「全く。だって院長いつも忙しそうだし、寝れるときに寝てもらいたいし、腹立つどころか時間を作ってくれることに感謝しかないですよ~」と。

面談すれば良い、は関係ない

もちろん、面談の時間を作るのはスタッフとの関係を良好にするには必要かもしれません。ですが、普段の在り方、接し方でどんなアクションを起こしてもプラスにもマイナスにも振子は振っていきます。

前者のスタッフは院長が面談やミーティングで居眠りすることに、不信感と怒りを抱えていました。居眠りするくらいならやらない方がマシだ!と。
ですが後者のスタッフは、感謝を感じています。
「居眠りしている」という事実は同じなのに。

どれだけ、普段からの関わり合いが大事かというのが顕著に表れた事例でした。

信頼関係とは毎日コツコツ積み上げるものですね。

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