理想と現実が違うことが、悪い事なのかどうか。

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最初は期待いっぱいで入社した会社。でも実際働いてみると、なんだか思っていた理想と違う。

 ・もっと楽しい職場だと思っていた
 ・もっと楽な仕事だと思っていた
 ・期待していた社長は、理想と違っていた

 などなど、理想と現実のギャップに悩み、苦しむ人は多いもの。実は、先日この話をとある研修先で話していたところでした。その研修先で、ほぼ同時入社の2名の社員さんがいました。私はお二人共にお話をさせて頂いていたのですが、あまりに同じ現実に対して受け止め方が違ったので、考えさせられる事例だなと思った時のことです。

 同時入社したA子さんとB子さん、彼女たちに与えられた仕事は全く同じものでした。それぞれ有資格者だったので、その資格を生かして仕事に取り組んでもらいたいという院長先生の想いの元、日々与えられた仕事をこなす毎日。初めは覚えること、職場に馴染むことで精一杯だったお二人。ですが数カ月たつと、A子さんに徐々に違和感が出始めました。

 「私が思っていた仕事内容とは違う」

 A子さんが感じ始めた違和感。その違和感を聞いていくと、どんどん出てきた内容は不満ばかりでした。
・資格を生かした仕事がしたいのに、掃除までやらないといけないとは思っていなかった。
・思っていた内容と仕事内容が違った
・想像していた職場の空気感が違った

 聞いていて内容を一言にまとめると「理想と現実が違った」ということだな、と思いました。その差がどんどん大きくなり、自分で埋めることができず、A子さんは理想の職場探しへ退職を選択されました。

 それに加え、B子さんが感じているものは全く逆でした。掃除さえも「こういう裏方のお仕事が実は医院の大事なところですよね」と、取り組まれるし、一見資格とはかけ離れた仕事内容に感じることも「視野が広がって刺激になります」とむしろ楽しんでおられました。

 同じ求人票を見て、同じ時期に入社し、同じ仕事を与えられたこの2人。決定的な違いは、B子さんの一言でわかりました。

理想と現実なんて違って当たり前でしょ?

 理想と現実はやはり違いましたか?そうB子さんに尋ねると、B子さんからこのような言葉が返ってきました。

 なぜ、B子さんがそう思えるのか尋ねたところ、

結婚した時に一番感じたこと。ドラマのような理想の結婚生活と現実は全く違ったわ。姑さんにも、鍛えてもらったしね。
その次には、子育て。自分のお腹から出てきたのに、全く思うように言う事聞いてくれないし。でも、そういう大きな想像以上に理想と現実のかけ離れた出来事を体験して乗り越えたから、そんな些細なことで驚かないし、むしろそのギャップが楽しめるのよ。

 結婚、出産、子育てを経験されたB子さんのこの言葉には重みがありました。B子さんはそんな経験の中で、勝手な理想を作りださず、その瞬間目の前の事に感謝し、柔軟性を持って対応することが一番だと考え方が変わったそうです。なので「期待外れ」なんてことも1度も無いし「勝手に作り上げた自分の理想と現実のギャップに悩む」ことも1度も無いと。

B子さんの話を聴きながら、納得だな~と感じました。そしてなんと楽な人生なのだろうと思ったのです。悩みの種は、結局自分で生み出しているってことですね。ギャップに悩む種を全く持たないB子さんの周りには、「感謝」の花が咲き誇っていました。

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