【コンサルティング】自立型スタッフを育成する時に、やってはいけないこと

寿木 藍

 スタッフが主導で組織を作る自立型スタッフを育成していきたいと思っている、だけど、中々スタッフが率先して行動できていないのが悩みだということで、相談を受けました。

 ではどうしたら、自立型スタッフに育つ組織になるのでしょうか?

 それは放置するのが一番です!(^-^)
放置というと、見放すように感じてしまうかもしれませんが、そうではなく信じて任せきるということです。

 スタッフが自立できない組織のあるあるは、何だかんだトップが手をかけてしまっていることです。

 もし、本気で自立型スタッフの組織を作りたいのであれば、院長はミーティングやセミナーなどにもスタッフと共に参加しない方が良いです。(付き添いの意味合いで)
心配で、気になって何かあったら守ってあげようという気持ちで寄り添いたい気持ちはわかりますが、すぐそばにいすぎると、考える前に聞いてしまう癖がついたり、決断を委ねてきたりします。すると、自分だけで判断し、行動する力が中々養われないのです。

 一人で、またはスタッフだけで乗り越えるしかない状況を作っていくことが必要です。

甘えられない環境が私を成長させてくれた

 私が、初めて実家を出たのは、18歳高校を卒業し、歯科衛生士の専門学校に入学した時でした。地元の滋賀県から大阪に一人暮らしを始めました。

 専門学校がスタートし、2日目にして自分で出来ていないことを目の当たりにします。

 学校に行くと、毎日白衣に着替えないといけないのですが、その白衣に学校のワッペンを縫い付けてきないさいという課題が出ました。2着手渡された白衣に縫い付ける作業、1時間くらいでできるだろうと簡単に考えていました。ですが、実際やり始めると中々うまくできない・・・やっと1着縫い終わったと思ったら、白衣の裾まで一緒に縫い付けていて、またやり直しをしないといけなかったり。
結局、一睡もできず朝までかかりました。

 この時、今まで裁縫はすべて母がやってくれていたことの有難さを実感しました。母の裁縫をそばで見ていたので、簡単にできると思い込んでいました。だけど、実際に自分でやると物凄く難しく、時間もかかる。できるつもりになっていたことに、ショックを受けました。

 たぶん、実家にいたら「お母さん手伝って~」と私は母にワッペンの縫い付けを任せっきりになっていたと思います。それまでの家庭科の課題も、最後は母にやってもらっていたことは、言うまでもありません(笑)何だかんだで最終的には母が手伝ってくれる、という甘えはいつもありました。

 高校卒業までは、どこに行くのも、何をするのも親に頼って、やってもらうことに慣れていました。なのでどこかで「私ひとりでは無理」と思い込みがあったように思います。でも大阪で一人暮らしを始め、何でも一人でやらないと誰もやってくれないことを経験したことで考える能力も付き、一人でやり遂げる自信もつきました。過去の私を知る友人は、まさか起業するなんて考えられないと驚かれます(笑)きっと、一人暮らしの経験がなければ、何でも親に頼る人生を送っていたと思います。

一人でやり遂げる経験こそ、自立への一歩

 多くの組織は、過保護になりすぎていると思います。もしくは、スタッフを信頼しきれていないです。信頼しきって任せることをしていかない限り、自立型スタッフの育成は難しいでしょう。

 相談を受けた院長先生も、スタッフを思うあまり、一緒に参加したセミナーの課題をほとんど自分がやってしまっていたり、ミーティングを行えば全てに参加し、意見を言っていました。セミナーの課題を完璧なものを提出することがゴールならばそれでもいいかと思いますが、スタッフの成長を望むなら、任せきってしまわないといつまでも院長依存型から抜け出せません。

 ミーティングや勉強会も、どんな話をしているのか気になるところは沢山あるかと思いますが、参加してしまうと駄目なんです。いっそうのこと、場所を離れるくらい放置してみてください。その一歩がなければ、スタッフ主導の行動は生まれないと思います。

 もし、自立型の組織を作っていくのに苦戦していると感じておられるのなら、それはトップの接し方(過保護・任せきれない)をまずは変える必要があると思います。

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